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映画業界の仕組みどれだけ知っている?映画業界売り上げランキング

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映画業界の事あなたはどれだけ知ってますか??

こんにちはヤスウマです。

先日、竜とそばかすの姫を見てきました。映像が本当に綺麗な上に、生活のリアル感まで細かく作り込まれていて本当に素晴らしい映画でした。ネタバレを防ぐため、ストーリーの記載はしませんが凄くおすすめです。

実はヤスウマ、映画館に行ったら必ずキャラメルポップコーンを食べるんです。映画館の雰囲気、ワクワクしながら見る映画cm、そしてすぐシナシナになるキャラメルポップコーン。全てがたまらなく好きです。

そんなヤスウマですが、とはいえコロナウイルスの事もあり、最近まで映画館に昔ほど通えていませんでした。そこで今回は映画業界の最新売り上げ現状や、そもそも映画業界はどういう構造なのかについて調べたので書いていこうと思います!(勿論既に知っているよ!という方もたくさんいると思います。その場合は暖かく見守ってやってください)

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あなたは映画業界、どれだけ知ってますか?

まずは映画業界の売り上げに関して

2020年は『鬼滅の刃』の映画が歴代興業収入1位を獲得したことが大きな話題になりましたね。そんな映画業界ですが、2020年国内市場は

2019年の半減以上に落ち込んでます。

はっはんげん?!?!

というのはもちろん新型コロナウイルスの影響。度重なる緊急事態宣言や、自粛ムードの中、一見密室に見える映画館には行きづらいという方が多かったのも事実でしょう。不安払拭のため、映画館は換気がしっかりとできるシステムを導入しており、空気の入れ替えがなされていることがわかる映像等も発表されています。

そんな映画業界の売り上げランキングですが、

1位 東宝 1919億円

2位 東映 1076億円

3位 東北新社 528億円

流石天下の東宝、国内では売り上げトップ。

しかし、2020年度の売り上げ2611億円と比較をすると、東宝もかなりのダメージを受けたといえます。

ちなみにですが、国内の『映画館』で最も多いのはイオンシネマで94劇場、804スクリーン(2021年5月現在)あります。

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映画館の料金が何故高いのか。

映画館の料金って高いですよね。レイトショー割引などを使えば安いものの一般で入ると1800円もします。

映画が高い理由はずばり『日本の配給会社の力が強いから』です。そもそも映画は『制作会社』『配給会社』『興業会社』の3つが関わっています。

制作会社 文字通り映画を作成する会社です。監督やプロデューサー、キャスト等を用意して実際に映画の作成を行います。有名どころでいうとスタジオジブリがそうですね。

配給会社 できた映画を買って、映画館に販売をしている会社です。できた作品はほっといても世の中には広まりません。どのタイミングで何回公開をするのか、どのようにPRをするかを考えます。売り上げ1位の東宝は配給会社です。

興行会社 いわゆる『映画館』になります。チケット販売だけでなく、グッズ販売や、飲食販売も行います。ヤスウマの大好きなキャラメルポップコーンの収益も興業会社に入ります。イオンシネマだったりが興行会社にあたります。

日本の映画料金が高い理由は『配給会社が物凄く力を持っているから』と記載しましたが、海外の場合ですと完全にそれぞれが独立をしており、映画館側(興行側)が自由に映画の買い付け値段を決められます。映画毎にこの映画なら一回いくらだ!みたいな交渉ができるわけです。しかし、日本では配給会社が制作、配給、興行までを一貫して行っていたり、そうでなくとも資金力や歴史がある為、実質的に配給会社が全てを仕切っているケースが多く見られます。そのため日本では公開後1週目の売り上げの7割を配給会社に支払うという決まりもあり、チケット代が高くなってしまっているのです。

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映画館の大事な収益源

映画館では『ポップコーン代が売り上げの大部分だ!』なんて話を聞いたことはありませんか?それはある意味正解で、配給会社に利益が多く取られる仕組みができあがっており、興行会社は映画のチケット以外でも収益をあげていかないといけません。その一つが『ポップコーン』な訳です。映画の金額と違い、飲食販売は比較的自由に仕入れから販売の値決めができるので利益を出しやすいのです。その他にも収益を上げる仕組みはあって『映画前の広告』も大事な収益源。宣伝をしたい企業がお金を払い自社の商品のPRをさせてもらう狙いがあります。あの広告も、もちろんタダで載せている訳ではなく、しっかりとお金を貰って流しているのです。

世の中なんでもお金がかかりますよね。

海外での映画体験の変化

ここまでは日本の映画業界事情でしたが、新型コロナウイルスの影響もあり海外では映画館の在り方が変わっていっている例も。例えばフランスでは「フローティングシネマ」なる試みが始まりました。これは2020年7月に行われたイベントで、通常の映画鑑賞と大きく異なるのは観客席がボートであること。ボートに揺られながら巨大なスクリーンを見て映画を楽しむお洒落な体験がパリっ子に刺さった。(参考 書籍アフターコロナのニュービジネス大全)

映画館の今後

ここまでの映画業界の仕組みはいかがだったでしょうか。映画業界はコロナウイルスの影響で過去見たことのないダメージを受けました。更にサブスクの浸透により映画館離れも進みつつあります。『いい作品を作り世の中に届ける』ということだけでなく、『映画館で映画を見る価値づくり』。ということにも各社力を入れていかなければならない現状です。映画館は、ただ映画を見る場所ではなく、『映画を見る空間を楽しむ』という場所に変わりつつあります。そのため4DXと呼ばれる通常の映像に加え、音響、環境体験ができたりするのも勿論、シートに拘ったり等、求められるレベルも高くなっていきます。これからも素敵な映画をキャラメルポップコーンを食べながら映画館でたくさんみていきたいと思ったヤスウマでした。

参考 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/seikatsu-eisei/seikatsu-eisei03/02.html

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